リビングレイアウトガイド|動線・距離感・スタイル別の配置

2024/9/15

リビングレイアウトガイド|動線・距離感・スタイル別の配置 - INNERPEACE

リビングは、家族や来客が集まる家の中心となる場所です。快適で使いやすいリビングを作るためには、家具の配置や動線、視覚的なバランスを考慮することが重要です。
INNERPEACEでは、リビングレイアウトの基本原則から、テレビやソファ、ローテーブルの適切な距離感、スタイル別の配置方法まで、具体的な数字やデータを基にしたアドバイスを提供します。

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1.リビングレイアウトの基本原則

① 動線の確保

リビングレイアウトの最も重要な原則は、動線(人が移動する経路)を確保することです。動線がスムーズでないと、家族や来客が移動しにくく、リビング全体が狭く感じられます。

一般的に、家具の間には最低でも60cmの通路幅を確保することが推奨されています。これにより、ソファの周りやテレビ台、ローテーブルの間を通る際に不便を感じにくくなります。

リビングレイアウトの最も重要な原則は、動線(人が移動する経路)を確保する(図面例)ー INNERPEACE公式

  • 通路幅の目安: 60~90cm(理想は75cm以上)

  • ドア前や窓際のスペース: ドアや窓の前には、少なくとも90cmのスペースを空けると、開閉時にスムーズな動きが可能です。

② リビングの広さと家具のバランス

家具のサイズと部屋の大きさのバランスも重要です。リビング全体の1/3以上を家具で埋めないように配置すると、空間に余裕が生まれ、広々とした印象になります。リビングが10畳(約16.5㎡)の場合、家具は6畳分(約10㎡)以下に収めるよう心がけましょう。

  • リビングの広さ: 12~16畳が一般的な広さ。

  • 家具配置の目安: 家具の占有面積は部屋全体の30~40%に抑える。

③ 視覚的な広がりを持たせるための配置のコツ

家具の高さを抑えること、特にローボードや低めのソファを選ぶと、視覚的に広がりを感じられます。

壁沿いに家具を配置し、中央に余裕を持たせることで、動きやすく、開放感のあるレイアウトになります。

  • 低めの家具の高さ: 60cm以下のローボードや40~45cmのローテーブルがおすすめ。

  • 壁際配置: ソファやテレビ台は壁際に置き、中央に動線を確保。

2.テレビとソファの適切な距離

① テレビのインチ数ごとに推奨される視聴距離

テレビとソファの距離は、テレビのインチ数によって異なります。テレビの画面サイズが大きいほど、視聴距離も長くなるのが基本です。

以下は、テレビのインチ数ごとの推奨視聴距離です。

テレビサイズ推奨視聴距離(フルHD)推奨視聴距離(4K)
32インチ1.2〜1.8m0.8〜1.2m
43インチ1.6〜2.3m1.1〜1.6m
55インチ2.0〜2.8m1.4〜2.1m
65インチ2.4〜3.6m1.7〜2.5m
75インチ2.8〜4.2m1.9〜2.9m

② 目線の高さとテレビの設置位置のバランス

テレビの設置位置も重要です。ソファに座った時の目線の高さが、テレビ画面の中心とほぼ一致するように調整しましょう。

座った状態の目線の高さは90~110cmが一般的です。テレビ台の高さは、この目線に合わせて調整すると、長時間の視聴でも疲れにくくなります。

  • 座った時の目線の高さ: 90~110cm

  • テレビ台の高さ: 40~60cmが推奨

③ 長時間視聴による疲れを軽減するための理想的な距離

テレビとソファの距離が近すぎると目が疲れやすくなり、遠すぎると画面の細部が見えにくくなります。推奨距離に基づき、快適な視聴体験を目指しましょう。

壁掛けテレビの場合は、壁からソファまでの距離も考慮に入れ、視線が上下しないように注意しましょう。

3.ローテーブルとソファの配置距離

ローテーブルとソファの距離は、使いやすさや座った時の快適さに大きく影響します。以下の要素を考慮して、最適な距離を保ちましょう。

① ローテーブルの高さとソファの座面のバランス

ローテーブルの高さは、ソファの座面から20~30cm低いものが理想です。これにより、物を置いたり取り出したりする際に無理のない動作が可能になります。

例えば、ソファの座面の高さが45cmであれば、ローテーブルは15~25cmの高さが最適です。

② 脚を伸ばしたり物を置いたりするための距離

ローテーブルとソファの間には、45~60cmのスペースを確保すると、物を置いたり、脚を伸ばしたりするのに十分な余裕が生まれます。

この距離を確保することで、立ち上がる際にも障害物がなく、動きやすくなります。

  • ローテーブルとソファの距離: 45~60cm

  • 快適な脚の伸ばし方: ローテーブルの幅がソファよりも少し狭いと、全体のバランスが取れやすくなります。

③ 家族や来客が快適に使用できるスペースの確保

家族や来客が集まるリビングでは、ローテーブルとソファの間のスペースを少し広めに取ることが理想です。特に4人以上が集まる場面では、60~80cmのスペースを確保すると、自由に動きやすくなります。

innerpeace|テレビ台・AVボード innerpeace|テレビ台・AVボード

4.テレビ台とローテーブルの配置バランス

① テレビ台の高さとローテーブルの位置関係

テレビ台の高さとローテーブルの高さのバランスも重要です。テレビ台が高すぎると、ローテーブルが視覚的に邪魔になり、逆に低すぎるとテレビが見にくくなります。

一般的には、テレビ台の高さはローテーブルの2~3倍程度が理想です。例えば、ローテーブルが20cmであれば、テレビ台は40~60cm程度が適しています。

② テレビ画面への視線を遮らないレイアウトのポイント

ローテーブルがテレビ画面を遮らないよう、テレビとローテーブルの間には1.5~2m程度の距離を確保しましょう。これにより、視界が広がり、快適な視聴環境が整います。

また、ローテーブルのデザインも、ガラス製やスリムな形状のものを選ぶことで視線を遮りにくくなります。

③ ローテーブルを使用する際の動きやすさを考慮した配置

ローテーブルは、飲み物やリモコンを置くために頻繁に使うため、動きやすさも考慮しましょう。ソファからローテーブルへのアクセスがスムーズにできるよう、45cm以上のスペースを確保することが推奨されます。

5.動線を意識したリビングのレイアウト

① 家族が通りやすい通路幅や家具の間隔

リビングの動線を確保するために、家具の間には75cm以上の通路幅を確保しましょう。これにより、家族が自由に移動でき、窮屈さを感じることがありません。ソファやテレビ台、ローテーブルを置く際には、家具同士の間隔を適切に取ることが重要です。

② ドアや窓、収納スペースへのアクセスを妨げない配置

ドアや窓の前には、90cm以上のスペースを確保することが理想的です。また、収納スペースへのアクセスが妨げられないよう、ドアや引き出しの開閉時に30~45cm程度の余裕を持たせるようにしましょう。

③ 家具の配置による空間の分断を避ける工夫

家具を適切に配置し、動線を遮らないようにするためには、壁際に家具を置くことや、中央に大きな家具を置かないことがポイントです。リビング中央に動線を作ると、家族がスムーズに移動できます。

6.レイアウトに応じたリビングのスタイル別配置

① モダンスタイル:シンプルで直線的な配置

モダンスタイルのリビングは、直線的な配置が特徴です。ソファ、テレビ台、ローテーブルなどを直線に並べ、シンプルでスタイリッシュな空間を演出します。モノトーンやガラス素材を使った家具が多く使われます。

② ナチュラルスタイル:温かみのある素材を使ったオープンなレイアウト

ナチュラルスタイルは、自然素材を使用し、開放的なレイアウトが特徴です。木製の家具や、柔らかい色合いを使ったソファやテーブルが主流です。家具を壁沿いに配置し、中央に空間を作ることで、動線が確保されます。

③ 北欧スタイル:機能性を重視したすっきりとした配置

北欧スタイルは、機能性を重視したシンプルな配置が特徴です。無駄のないレイアウトと明るい色合いの家具を使い、清潔感のあるリビングを作り出します。ソファとローテーブルの間隔は広めに取り、視覚的な余裕を持たせます。

7.家具選びと配置における注意点

① 部屋の大きさに対して家具が大きすぎないか確認

リビングの広さに対して家具が大きすぎると、部屋が圧迫感を感じてしまいます。家具の総面積は、リビングの広さの**30~40%**以内に収めるようにしましょう。これにより、適度なスペースが生まれ、動線も確保できます。

② 収納スペースの確保と整理整頓のしやすさ

リビングには、リモコンや雑誌、小物などを収納するスペースが必要です。テレビ台やソファの下に収納スペースを設けることで、整理整頓がしやすくなり、リビングがすっきりとした印象を保てます。

③ レイアウト変更時の簡便さを考慮した家具選び

家具を選ぶ際には、移動のしやすさも考慮しましょう。キャスター付きのテレビ台や、軽量なローテーブルを選ぶことで、レイアウトの変更や掃除の際に便利です。

リビングのレイアウトを成功させるためには、家具配置のバランス、動線の確保、適切な距離感の維持が非常に重要です。
快適で機能的なリビングを作るためには、視覚的な広がりを意識しながら、ローテーブルとソファ、テレビ台などの家具配置を慎重に考えることがオススメです。